3 活用研究部

 (1) 実践事項

  @ 教育機器活用研修会計画

研   究   内   容
4月 12日 第1回教育機器活用研修(WWWブラウザの使い方)
5月 9日 第2回教育機器活用研修(電子メールの送信と受信の仕方)
6月 28日 第3回教育機器活用研修(ホームページの作り方:HTMLファイルの作り方)
9月 13日 第4回教育機器活用研修(ホームページの作り方:イメージスキャナ・デジタルカメラの使い方)
10月 8日
11日
自主公開
第5回教育機器活用研修(ホームページの作り方:応用編)
11月 6日 第6回教育機器活用研修(ホームページの作り方:応用編)
自主公開の反省
12月    機器活用研修のまとめ
1月    研究のまとめと反省
2月    次年度の計画の検討

  A 教育機器活用事例紹介

研  究  内  容
5月 9日 第1回教育機器活用事例紹介
6月 28日 第2回教育機器活用事例紹介
9月 13日 第3回教育機器活用事例紹介

 (2) 実践内容

  @ 教育機器活用研修会の方法と内容
    これまで活用研究部では、行事の錯綜するなか時間を生み出しながら、各教師が授業で必要
   になるであろうインターネット機器の活用の仕方や技術についての校内研修会を行ってきた。

   ア 第1回教育機器活用研修会
    (ア) 期  日  平成8年4月12日 (金)
    (イ) 場  所  視聴覚室
    (ウ) 内  容  WWWブラウザの使い方
      インターネットの基礎知識と各サービスの概要説明と、実際に機器操作の実習を交えた
     WWWブラウザによる情報検索の仕方

   イ 第2回教育機器活用研修会
    (ア) 期  日  平成8年5月 9日 (金)
    (イ) 場  所  視聴覚室
    (ウ) 内  容  電子メールの送信と受信の仕方
      メールの送信と受信の実習を交えながら電子メールの簡単な概要と、各個人のドメイン
     名やアドレス、メーラーの設定の仕方。

   ウ 第3回教育機器活用研修会
    (ア) 期  日  平成8年6月28日 (金)
    (イ) 場  所  視聴覚室
    (ウ) 内  容  ホームページの作り方:HTMLファイルの作り方
      HTMLファイルとWWWブラウザとの関わりの概要説明と、HTMLファイル作成に必要なタ
     グについての活用説明。

   エ 第4回教育機器活用研修会
    (ア) 期  日  平成8年9月13日 (金)
    (イ) 場  所  視聴覚室
    (ウ) 内  容  ホームページの作り方:画像の取り込みについて
      ホームページに画像を入れる際、最も利用させるであろう、イメージスキャナとデジタ
     ルカメラによる画像の取り込みと画像の処理の仕方。


  A 教育機器活用事例紹介の方法と内容

   ア 第1回教育機器活用事例紹介
    (ア) 期  日  平成8年5月 9日 (金)
    (イ) 場  所  視聴覚室
    (ウ) 内  容  少数台数設置校におけるインターネットの活用
      北海道札幌市立幌南小学校の事例を取り挙げ、校内に設置されているコンピュータの台
     数が少ない中での機器活用の仕方を参考にして、これからの本校の機器活用についての在
     り方を考察した。

   イ 第2回教育機器活用事例紹介
    (ア) 期  日  平成8年6月28日 (金)
    (イ) 場  所  視聴覚室
    (ウ) 内  容  ツールからメディアへ 教室に世界の窓を開く、手作りのインテリジェン
           トスクール
      滋賀県大津市立平野小学校で行った、WWWによる情報収集や他の地域の学校だけでな
     く、海外との交流を目指した電子メールの活用事例など、参考になる資料ばかりであった。

   ウ 第3回教育機器活用事例紹介
    (ア) 期  日  平成8年9月13日 (金)
    (イ) 場  所  視聴覚室
    (ウ) 内  容  インターネットを楽しく利用する中学正課クラブ活動
            〜「Russia Japan Summer Computer Camp School」国際共同作業から〜
      清水国際中学・高等学校におけるクラブ活動の一環として、ネットワークを利用し、海
     外との交流を図っているという実践事例を取り挙げ、海外との交流に向けての参考に用い
     た。

 (3) 活用研究会の成果と考察

   これまで活用研究部では、放課後の少ない時間を利用してインターネット機器活用についての   研修会を数回にわけて進めてきた。始めは説明の中に難しい用語がたくさん出てくるので、研修   を受ける教師も戸惑いがあった。   @ 第1回教育機器活用研修会     第1回目は、インターネットの代表的なサービスのひとつであるWWWの活用であったので、    初めて耳にする難しい用語がたくさんあったが、欠かせない用語であるので1つ1つ丁寧な説    明を心がけた。しかし、言葉による説明だけでは実感がわかないので、実際に機器を操作して    もらい、説明は必要なときに随時行うようにした。     始めは戸惑いながらも画面上に表れるカラフルな情報(ホームページ)に驚きと興味を示し、    自ら進んでページを探すようになった。そして、好みのページはブックマークに登録しておけ    ば後でいつでも見られるということもあって、更に意欲を持って情報検索をするようになった。     しかし、様々な情報が引き出せるとはいえ、そのページのURLを知らなければ、そのペー    ジにアクセスできない。そこで、活躍したのが情報検索システム(サーチエンジン)である。    これは、情報がジャンル別に分類されていたり、知りたい情報名を打ち込むとWWW上のリソ    ースからその情報をピックアップして画面上に表示してくれたりするので、情報の検索の有効    な手段であることがわかった。     だが、ハード的な問題として、回線の速度や使用率が高い時間帯によっては、画面上に表示    されるまでかなりの時間を要したり、中にはリンクが不完全で情報が引き出せなかったりと様    様な問題が出てきた。それに、いかに情報検索システムであるからといっても、完全に各ジャ    ンルに対して情報を網羅しているわけではなく、そもそもその情報のホームページがなければ    欲しい情報を得ることはできないので一概にあらゆる情報が収集できるわけではないというこ    とを改めて認識させられた。     現在では、山村という地域性からも外部からの情報の入手が困難であること、そして外国や    他の地域の情報が視覚的に得られることもあり、英語や社会科の授業では幅広く活用されてい    る。     また、今までは情報の収集に目を向けていたが、こちらの情報の発信の手段に使えること、    自分たちで調べてきたことをホームページ上に載せれば、学習の蓄積にもつながることに捉え    方が変わっていった。これは今後、第3回のホームページ作成につながっていくことである。   A 第2回教育機器活用研修会     第2回目の電子メールの使い方では、これもWWWと並んで代表的なインターネットのサー    ビスであるので、やはり操作を交えながらできるだけ具体的な説明を心がけ、教師の疑問には    随時答えていく方針で研修を進めた。     始めは、電子メールの概念と各個人のアドレスについての説明がなかなか思うように伝わら    なく、また初めての経験ということもあって、自分のアドレスや送信先のアドレス、Subject    をどこにどう記入していいのかわからないといった疑問の声が殺到した。しかし、教師間でメ    ール交換しているうちに、返信メールが届く喜びを味わうことができるようになった。     だが、これも普通の手紙と同様に相手のアドレスがわからなければ出すことができないので、    今後は、様々な用途で開設されているメーリングリストに参加したり、WWWによく表示され    ているメール受付に投稿するなど、メールを活用する場面を考える必要が出てきた。しかし、    面識がない方とのコミュニケーションをとるということで、かなりの勇気が必要ということも    あってメールを出すのに躊躇する姿が見られた。     ところが、2学期以降個人所有のパソコンが増え、職員間でのメール交換はもちろん、メー    リングリストを活用した道徳の授業や、学級活動の進路関係の授業で幅広い多様な価値観や意    見を得るために、同学年の生徒に意見を求めるメールを生徒に出させたりとネットワークの広    がりを利用した活用が非常に多くなってきた。   B 第3回教育機器活用研修会     第3回目のホームページの作成では、WWWを活用しているうちに、自分でもホームページ    を持ちたいと思っていたが、その作り方がわからず、授業で利用したくても自分の思ったよう    なホームページは作れないので、熟知している教師に依頼して作ってもらい授業を行うという    状況が続いていた。そこで、いよいよホームページ作成の研修に入ったわけだが、これには少    少込み入った説明が入るので、活用研究部としても苦労した。     まず、HTMLについての説明とWWWブラウザとの関わり。そして、実際、HTMLファイルを作    るのに必須であるタグの説明。今回は資料には気を配り、「このタグを使うと、画面上ではこ    う表示される」といったように、あとから自分で作るときに参照できるように作成した。     実際は自分の自己紹介のページを1つ作ってもらい今回の研修会は終わったが、さすがに覚    える内容がたくさんあるので、1回だけでは理解し、使えるようになるのは困難であった。し    かし、徐々に自分のホームページや教科のページ、クラスのホームページを持ちたいという考    えを持つ先生が増え、作り方を知っている先生に聞きながらホームページを作る姿が見られ始    めた。これはホームページが、こちらの情報を発信するという目的と、研究したものを蓄積で    きるというメリットを生かしたいい傾向であると考えられる。   C 第4回教育機器活用研修会     第4回目は、画像の取り込みとして、イメージスキャナ,デジタルカメラの使い方の研修で    あったが、この時期は他の行事や授業研究の準備等でなかなか全体で研修会の時間を設けるこ    とが難しかったので、この回に関しては、時間の都合のつく教師を対象に研修を進めるという    方針で行った。画像の処理ではかなり専門的な用語がたくさん出てくるため、説明を聞きなが    ら操作する手もおぼつかない様子であった。     しかし画像を取り込むことを覚えると、ホームページ作成に幅が広がり、蓄積できる研究の    資料が増えるので、ぜひ覚えたいという教師の声が多く聞こえている。   D 教育機器活用事例紹介     今までの教育機器活用事例紹介を振り返ってみると、インターネットは、始めはWWWを用    いた情報検索がメインに捉えられていたようだが、電子メールの使い方に慣れるにつれ、自分    の意志を伝えるコミュニケーションに重きを置く考え方が広がっていった。これがホームペー    ジの作成の意欲にもつながっているのではないかと考えられる。また、教育機器活用事例紹介    で挙げられた学校の実践例は、これからの本校のインターネット活用をする上ではかなり参考    になり、活用する意欲が更に増してきているようである。     ファイルの共有や、プリンタの共同使用などネットワークが整備されるにつれて、教師が校    内LANの利点を積極的に活用するようになった。個人の所有機が急増したことがその現れで    ある。生徒と同じスタートラインから学ぼうとする教師の支援を行っていくことが、今後も活    用研究部の課題・活動になっていくであろう。

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