X 実践の概要
2.授業研究部
(1)実践事項
@学習指導案の形式作成
A学習指導案の検討及び改善
B研究授業の計画
C授業研究会の推進
(2)実践内容
@指導案の形式
ア 本時でどのような授業をするのかを一言にまとめた授業テーマを掲げる
イ インターネット活用のねらいとして、三つの仮説のうちのどれをねらったものか掲げる。
ウ 指導過程のなかに、インターネットとの関わりを表したものを掲げる。
第○学年 ○○科指導案
平成○年 ○月○○日( )第○校時
指導者 ○○ ○○ 場所 ○年○組教室
1.単元(主題)名
2.主題設定の理由
(1)生徒観
(2)教材観
3.主題の目標
4.本時のねらい
5.インターネット活用のねらい
6.指導計画
(1)‥‥‥‥‥
(2)‥‥‥‥‥
(3)‥‥‥‥‥
7.準備・資料等
|
8.学習指導課程
◎は、インターネット活用意図との関わりを表す。
| 段階 |
学習活動と予想される生徒の活動 |
時間 |
●教師のかかわり☆評価 |
導
入
|
|
○分
|
|
展
開
|
|
○分
|
|
ま
と
め
|
|
○分 |
|
|
A授業研究会について
ア 実施要項
【事前研究会】
・第一回事前授業研究会 平成8年 5月10日(金)16:00〜
・第二回事前授業研究会 同 6月13日(木)16:00〜
・第三回事前授業研究会 同 7月12日(金)16:00〜
・第四回事前授業研究会 同 9月13日(金)16:00〜
・公開授業事前授業研究会 同 8月上旬〜9月中旬
【研究授業】
・第一回授業研究 平成8年 5月17日(金)3、4、5校時
・第二回授業研究 同 6月21日(金)3、4、5校時
・第三回授業研究 同 7月19日(金)5校時
・第四回授業研究 同 9月13日(金)5校時
・公開授業研究 同 10月 8日(火)公開授業1、公開授業2
【事後研究会】
・第一回事後授業研究会 平成8年 5月17日(金)16:00〜
・第二回事後授業研究会 同 6月21日(金)16:00〜
・第三回事後授業研究会 同 7月19日(金)16:00〜
・第四回事後授業研究会 同 9月13日(金)16:00〜
・公開授業事後授業研究会 同 10月15日(金)16:00〜
イ 授業の概要
【第一回研究授業】
| 校 時 |
学 級 |
教 科 |
単 元・主 題 名 |
授 業 者 |
教 室 |
3校時
|
2年 |
社会 |
北東部から日本を考える |
高橋 政広 |
視聴覚 |
4校時
|
2年 |
音楽 |
鑑賞 「小フーガ ト短調」 |
大久保典子 |
視聴覚 |
5校時
|
3−1 |
道徳 |
心の触れ合い |
山田 耕人 |
3−1 |
【第二回研究授業】
| 校 時 |
学 級 |
教 科 |
単 元・主 題 名 |
授 業 者 |
教 室 |
3校時
|
1年 |
国語 |
おいのり
|
三本杉祐輝 |
視聴覚 |
4校時
|
2年 |
特活 |
進路 |
前田 勇治 |
視聴覚 |
5校時
|
3−2 |
理科 |
生物界のつながり |
渡部 昌邦 |
視聴覚 |
【第三回研究授業】
| 校 時 |
学 級 |
教 科 |
単 元・主 題 名 |
授 業 者 |
教 室 |
5校時
|
3−2 |
保健 |
けがの防止
|
島貫 健 |
視聴覚 |
【第四回研究授業】
| 校 時 |
学 級 |
教 科 |
単 元・主 題 名 |
授 業 者 |
教 室 |
5校時
|
1年 |
社会 |
アメリカの素顔にせまろう
|
志賀 博史 |
視聴覚 |
【公開授業】
| 公 開 |
学 級 |
教 科 |
単 元・主 題 名 |
授 業 者 |
教 室 |
授業1
|
2年 |
特活 |
充実した学級生活
|
前田 勇治 |
2学年 |
授業1
|
3−2 |
保健 |
病気の予防 |
島貫 健 |
視聴覚 |
授業2
|
1年 |
国語 |
大人になれなかった弟たちに |
三本杉祐輝 |
視聴覚 |
授業2
|
3−1 |
道徳 |
個性の尊重 |
山田 耕人 |
体育館 |
ウ 研究協議
○第一回研究授業
インターネットを活用することによって生徒の意欲を高め、自主的に学習する態度が見ら
れるという点が話し出された。しかし、各場面での学習形態が問題点として上がった。一斉
で行われるべき場面と、個で行われるべき場面との適切な判断をしていくことが今後の課題
とされた。インターネット活用ばかり主眼に置き過ぎ、本来それ以上の効果をもつ教育機器
等の利用にも着目していくべきである、との話し合いが持たれた。
○第二回研究授業
各教師が研究授業によるインターネットの活用などで、自主的に研修を重ねた成果が見ら
れるが、インターネットをより高度なレベルでの活用をしなければならない、という概念に
とらわれているということが話題となった。中学生としてのレベルを超越することなくより
自然に近い状態、つまり不特定の生徒が、楽しく利用していくことに注目する必要があるの
ではないかという話し合いとなった。
○第三回研究授業
大型モニターの設置により一斉指導での課題が解決され、授業の流れが円滑に運ばれた。
指導形態に工夫が現れ、作業に応じた適切な形態で生徒が活動していた。画像ファイルも利
用するだけでなく、生徒の実体験に基づいた資料であったため、生徒のけが防止の意識を高
揚するのに効果的であった、という感想があった。インターネットに使われているという意
識から、利用しているという感覚が養われたという話し合いとなった。また、生徒から外部
の方々へのメール発信で、道徳的な態度の育成が必要であるというを結論を持った。
○第四回研究授業
アメリカの日本語学校の生徒との電子メールのやりとりから、課題を解決していくという
設定であったが、当日まで応答が間に合わず授業の変更を余儀なくされた。相手があって成
立する授業を設定する上での危険性について意見が交わされた。予め、期間や期日を限定し
たメール交換などがこれから必要とされるという話し合いとなった。また、コンピューター
リテラシーに不十分さが見られる生徒への指導、援助で意見が交わされた。
エ 指導・助言
○第一回研究授業 <浪江町立請戸小学校 寺岡 弘之教頭>
基本的な学習訓練を継続して指導する必要がある。コンピューターはあくまでも道具であ
り、授業のすべてではない。手段に凝り過ぎてしまっては目的が薄れてしまうので注意が必
要である。また、実体験に勝る疑似体験はないという意識も忘れてはいけないのではないか。
○第二回研究授業 <国立福島大学 早坂 明夫教授>
教育界で生まれたばかりの、インターネット活用授業を実践していることに自身を持って
恐れずに研修を積み重ねてほしい。教育は教師と生徒が基本であり、教材はその手段である。
基本をしっかりふまえた上で教材をどう演出していくか、理論武装を確実なものに近づけて
いくことが求められる。そのためにも教育目標をしっかりと設定することが、評価にもつな
り、重要なポイントとなる。
○第三回研究授業 <本校 島 義一教頭>
技術面での援助体制がしっかりと歯車がかみ合い、授業者との信頼関係が生まれている。
インターネットを使ったから意欲が高まった、という段階を越えた面が見られたことが大き
い。これからは、興味本位に意欲をもって取り組んでいた生徒たちに、本当の意欲づけをさ
せられるような資料や活用法の工夫が重要になってくる。生徒たちはインターネットを使え
ば楽しむという段階では既にない、ということを再認識するべきである。
○第四回研究授業 <本校 西槙 泰昌校長>
これからは板書計画やワークシートの研究などにも注目して、指導を行ってほしい。基礎
的・基本的学習事項の定着に役立つ、コンピューターの活用法の研修を深めていく必要性が
ある。
エ 考察
インターネットを活用した授業を実践するにあたり、本校教師の誰一人として指導の方向
性を見出している者はいなかった。だが、回を重ねることにより、技術面での援助、またそ
れを支える環境、本校教師が一丸となって授業研究に取り組んだ。そして、様々な試行錯誤
を繰り返し、一つの方向性を見出すことができたと思われる。それは、生徒一人一人の顔に
浮かぶ、「自信」という二文字の目標である。生徒はこのインターネットの導入により、明
らかに変化を遂げた。小さな村に住み、幼少から同じ環境で学習する生徒にとって、国内は
もちろん、諸外国にまで自分たちが求める限り、無限に交流ができるという意識が彼らを逞
しく育てていった。学習形態の設定や各場面に応じた利用法など、様々な課題を未だ解決に
向かって研修を重ねている現状ではあるが、教師も生徒たちもインターネットの持つ無限の
可能性を味わってきている。このことを大きな財産として、今後も研修を積み重ねていきた
い。そして、大きな課題として全教師に認識された、道具としてのインターネットの位置づ
けを授業の中で設定し、適切な場面と環境において、効果的に道具を用いる授業を心がけて
いくことを目標としていきたい。
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